２０１７鎌倉の梅　瑞泉寺

皆様、本日は雪降りの朝となりましたが、健やかにお過ごしでしょうか。今回お届けしますのは、鎌倉市二階堂にあります瑞泉寺の梅です。
端泉寺は本尊が釈迦如来、夢窓疎石が開山の臨済宗円覚寺派のお寺で、鎌倉公方足利氏の菩提寺です。夢窓疎石が岩盤を彫刻的な手法で削りだして作った庭園は独特の様式で、国の名勝に指定されています。山号が錦屏山と言うことからわかるように、鎌倉を代表する紅葉の名所ですが、同時に鎌倉を代表する梅の名所でもあります。

庭園の隣には地蔵堂があり、どこも苦地蔵と呼ばれる地蔵菩薩が納められています。昔、地蔵堂の堂守が貧しさゆえに逃げ出そうとしたところに、この地蔵が堂守の夢枕に立ち、「どこも苦、どこも苦（苦しいのはどこも同じ）」と言ったという伝承があります。

それでは、２０１７年の瑞泉寺の梅をご覧いただきましょう。

梅の前の時期に咲くスイゼン」の名残や福寿草もあり、春の訪れが待ちどうしい瑞泉寺でした。

今回の瑞泉寺の梅は、いかがだったでしょうか。次回は荏柄天神社の梅をお届けいたします。鎌倉より中島の報告でした。