２０１７京都の桜　立本寺

皆様、本日は昨日の雨も上がり春らしい陽気となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。本日の２０１７京都の桜は、西陣にあります法華宗の立本寺の桜です。
法華宗は、室町時代に日蓮の孫弟子の日像上人が活躍、勢力を拡大し、「洛中二十一ケ寺本山」と呼ばれる巨大寺院を市中の至ることに建立し、巨大教団として威を誇りました。１５３６年の天文法華の乱で比叡山の勢力に敗れ、巨大寺院は破壊されてしまいましたが、町衆に多くの信徒を持ち、後に洛中に寺院を再建するに至ります。立本寺は、日像が開いた法華宗京都八大本山の一つで、妙顕寺、妙覚寺とともに三具足山に数えられる寺院です。本年は、境内隣の公園であった場所に老人マンションが建設中で、正門よりの入場ができませんでした。

桜の時期には桜の木に短冊が架けられていて、仏教の教えが書かれています。

それでは、２０１７年の立本寺の桜をご覧いただきます。

一番人気の紅枝垂桜をご覧いただきます。

桜の下で、お年寄りの会話も弾んでいました。

今回の立本寺の桜は、いかがだったでしょうか。次回は、千本釈迦堂の阿亀桜をお届けいたします。京都より中島の報告でした。