2017関西の梅 下鴨神社 光琳の梅
皆様、本日は昨日と打って変わった晴れの暖かい日になりましたが、健やかにお過ごしでしょうか。本日より6回シリーズで、中島が見た関西の梅をお届けいたします。
下鴨神社は正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、上賀茂神社、正式名称 賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)とともに賀茂氏の氏神を祀る神社で、両社は賀茂社と総称されています。両社で催す賀茂祭(通称 葵祭)は京都三大祭の一つとして有名です。ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の登録要素の一つともなっています。境内には糺の森(ただすのもり)という広い神域があり、2つの川の合流点から一直線に伸びた参道と、その正面に神殿という直線的な配置になっています。本殿以外にも御蔭祭の時に御神宝を奉安する橋殿や拝殿などがあり、大変厳かな雰囲気の神社です。
下鴨神社の本殿には、右に賀茂別雷命(上賀茂神社祭神)の母の玉依姫命、左に玉依姫命の父の賀茂建角身命を祀るため「賀茂御祖神社」と呼ばれています。本殿のあるエリアにはご祭神以外にも多くの神様が祀られています。本殿に向かって中央、左右に各々の干支にちなんだ神様が祀られています。酉年生まれの中島は、1月に引き続いて卯年と一緒の神様である志固男神(天下一の強者、希望のシンボル)を祀る神社に参拝しました。
今回初のご紹介となりますが、下鴨神社には「相生社」という強力な縁結びのパワースポットがあります。ご祭神は宇宙の生成力を神格化したといわれる「産霊神(むすびのかみ)」で、古代から縁結びの神様として知られています。
相生社の向かって左隣に「連理の賢木」と呼ばれるご神木があります。2本の木が途中から1本に結ばれているという、まさに縁結びの神様のパワーを授かったご神木で、縁結び・安産・育児・家庭円満などに霊験あらたかであると謡曲にもうたわれていたそうです。
尾形光琳は江戸時代の元禄期に活躍した画家、工芸家で、「琳派」と呼ばれる芸術の流派を生み出したことで知られています。東京の根津美術館所有の国宝「燕子花図(かきつばたず)」やニューヨークのメトロポリタン美術館所有の「八橋図」などのカキツバタを描いた絵画が有名ですが、もう一つの国宝が熱海のMOA美術館所有の「紅白梅図」です。紅白梅図は、ニ曲一双の屏風で、左に白梅が右に紅梅が描かれていて、下鴨神社の梅がこの屏風に描かれた梅だといわれています。 光琳の梅は、 葵祭の斎王代の禊ぎに使われる御手洗川にかかる輪橋(そりはし)にかかるように、鮮やかな紅色で咲いています。
少しの梅ですが神域にひっそりと咲いていて、静けさの中で神々しさを感じさる佇まいでした。次回は、大阪府藤井寺市の道明寺天満宮の梅をお届けいたします。京都より中島の穂九国でした。
下鴨神社は正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、上賀茂神社、正式名称 賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)とともに賀茂氏の氏神を祀る神社で、両社は賀茂社と総称されています。両社で催す賀茂祭(通称 葵祭)は京都三大祭の一つとして有名です。ユネスコの世界遺産「古都京都の文化財」の登録要素の一つともなっています。境内には糺の森(ただすのもり)という広い神域があり、2つの川の合流点から一直線に伸びた参道と、その正面に神殿という直線的な配置になっています。本殿以外にも御蔭祭の時に御神宝を奉安する橋殿や拝殿などがあり、大変厳かな雰囲気の神社です。
下鴨神社の本殿には、右に賀茂別雷命(上賀茂神社祭神)の母の玉依姫命、左に玉依姫命の父の賀茂建角身命を祀るため「賀茂御祖神社」と呼ばれています。本殿のあるエリアにはご祭神以外にも多くの神様が祀られています。本殿に向かって中央、左右に各々の干支にちなんだ神様が祀られています。酉年生まれの中島は、1月に引き続いて卯年と一緒の神様である志固男神(天下一の強者、希望のシンボル)を祀る神社に参拝しました。
今回初のご紹介となりますが、下鴨神社には「相生社」という強力な縁結びのパワースポットがあります。ご祭神は宇宙の生成力を神格化したといわれる「産霊神(むすびのかみ)」で、古代から縁結びの神様として知られています。
相生社の向かって左隣に「連理の賢木」と呼ばれるご神木があります。2本の木が途中から1本に結ばれているという、まさに縁結びの神様のパワーを授かったご神木で、縁結び・安産・育児・家庭円満などに霊験あらたかであると謡曲にもうたわれていたそうです。
尾形光琳は江戸時代の元禄期に活躍した画家、工芸家で、「琳派」と呼ばれる芸術の流派を生み出したことで知られています。東京の根津美術館所有の国宝「燕子花図(かきつばたず)」やニューヨークのメトロポリタン美術館所有の「八橋図」などのカキツバタを描いた絵画が有名ですが、もう一つの国宝が熱海のMOA美術館所有の「紅白梅図」です。紅白梅図は、ニ曲一双の屏風で、左に白梅が右に紅梅が描かれていて、下鴨神社の梅がこの屏風に描かれた梅だといわれています。 光琳の梅は、 葵祭の斎王代の禊ぎに使われる御手洗川にかかる輪橋(そりはし)にかかるように、鮮やかな紅色で咲いています。
少しの梅ですが神域にひっそりと咲いていて、静けさの中で神々しさを感じさる佇まいでした。次回は、大阪府藤井寺市の道明寺天満宮の梅をお届けいたします。京都より中島の穂九国でした。
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