函館　元町散策その１

皆様、本日は晴れの一日となりましたが、健やかにお過ごしでしょうか。今回と次回で函館の元町地区を散策してみます。
函館市の元町地区は、函館港を望む坂の上にあります。冬は綺麗にライトアップされる二十間坂を上って行くと、１８７９年創業のカレーで有名なレストラン五島軒や函館市の景観登録建築物に指定されているアジアテイストのレストランレディーメイドが目に入ってきます。横道に入ると、独自のハムソーセージを製造したカールレイモンの店舗と旧住居が位置しています。

そこからすぐの所に、カトリック元町教会があります。赤い屋根と塔屋の風見鶏が印象的な建物で、内部は撮影不可ですが、度重なる火災のお見舞いにローマ法王ベネディクト１５世から贈られた豪華な祭壇を見ることができます。ローマ法王から贈られた日本で唯一の祭壇です。

アイヌ語で、おじいさんのように腰を曲げないと登れないという意味の坂道「チャチャ登り」を左手に見ながら進むと、ロシア風ビザンチン様式の美しい、正教の函館ハリストス正教会が見えてきます。鐘楼は、環境省の残したい日本の音風景１００選にも選ばれています。

函館ハリストス協会の隣にある遺愛幼稚園は、ハリス夫妻が１８９５年に開いたプロテスタント系の遺愛女学校の付属幼稚園です。

函館は坂道の街ですが、その中でも一番有名なのが八幡坂（はちまんざか）です。この坂道は、真っすぐに函館湾へと伸びた２７０メートルの一本道で、真正面に函館港や船も見ることができます。

八幡坂を右手に見て元町公園を目指して行くと、左右に函館らしい雰囲気のお店があります。

しばらく西に行くと元町のランドマーク旧函館区公会堂があります。以降は、次回とさせていただきます。函館より中島の報告でした。