２０１７矢田寺の紫陽花

皆様、本日も清々しい初夏の陽気になりました。お元気でお過ごしでしょうか。本日は奈良県の矢田寺の紫陽花をお届けいたします。
矢田寺は正式には金剛山寺という、大和郡山市の矢田丘陵にある高野山真言宗の寺院です。門を入ると石段があり、約３００メートルくらい石段を上った所に伽藍があります。当初は十一面観音が本尊でしたが、平安時代に地蔵菩薩が本尊となり、地蔵信仰の一大道場として栄えました。紫陽花の時期の６月には、吉祥天像を加えた本堂の三尊像の特別公開と、閻魔堂の重要文化財 閻魔王像の特別公開が行われます。

矢田寺は関西随一の紫陽花寺で、本堂に向かって左側の山腹の一面に紫陽花が植えられ、上ったり下ったりしながら紫陽花が楽しめる回遊式の紫陽花庭園となっています。
本堂に向かって右側には、新作、新品種の紫陽花が植えられており、種類豊富な紫陽花が楽しめる趣向となっています。


境内に置かれたお地蔵様の側にも紫陽花が植えられていて、お地蔵様が紫陽花の青の慈しみで微笑んでいらっしゃいました。

今回の矢田寺の紫陽花は、いかがだったでしょうか。次回は京都府宇治市の三室戸寺の紫陽花をお届けいたします。奈良より中島の報告でした。